「投資家がお金より大切にしていること」という本を読みました。
著者は「ひふみ投信」の社長をされている藤野英人さんなのですが、私はこの本を読んで投資をはじめる意味を見つけたような気がしました。
藤野社長は「お金についてとことん考えた」そうです。
日本人はお金が大好き
日本人の預金比率は、諸外国と比べて突出して高いそうです。アメリカなどの諸外国は預金よりも株式や有価証券の比率が高く、日本人は現金が好きだといいます。
寄付をしない日本人
また日本人には寄付をする習慣がなく、アメリカ人と比べると年間1/50も寄付をしていません。日本人は自分のお金を預金や現金で守る事しか考えず、困っている人に寄付もしない、世界一ケチな民族なんだそうです。
改めて自分自身を振り返って見ても、寄付をした記憶はありませんし、50歳を目前にやっと投資を勉強する有様ですから、藤野社長のおっしゃるとおりです。
投資はお金ではなくエネルギー
投資とはお金ではなく、エネルギーのやり取で「今この瞬間にエネルギーを投入して、未来からお返しをいただくこと」だといいます。
そして最大のお返しとは ”明るい未来” なんだそうです。
僕達は存在しているだけで、経済主体の一員として経済活動に参加しています。タンスに眠っている現金は、経済活動に加えてもらえず死んでしまったお金で、世の中を変えるエネルギーがありません。
本来投資とは、素晴らしい事業に資金を投入して ”明るい未来” を作るための寄付の精神なのかもしれません。
僕にはその事業が ”未来を明るく変える” エネルギーがあるのかおそらく分かりません。だからそういう素晴らしい考えのあるプロにお願いして、明るい未来を作る一員になりたいと思いました。
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