老後ロスの時代
年金がまだ十分に支払われ、信頼されていた時代は、60歳を迎えるとサラリーマンはリタイアして、退職金と年金で優雅な老後を過ごすことができました。
しかし、年金が信頼できなくなってしまった今の時代は、例え定年まで会社に勤めても、まだまだ働くことをやめるわけにはいきません。
政府も労働人口が減少するなか、「一億総活躍時代」というキャッチフレーズで高齢者を労働力に組み入れようとしています。
そのうち、これだけ高齢者が活躍しているのだから、「年金の支給はもっと遅くていいよね!」と言い出すことが目に見えていて、年金の支払いは今後ますます遅くなりそうです。
そろそろ死ぬまで働くことを求められる恐怖の時代の足音が聞こえてきました。
働き方を変える
これまでは、現役→リタイアの二次元の働き方でした。今ではコンビニやスーパーのレジ打ちを、おじいちゃんがしている店も見かけます。
働き手が足りない会社側と、働きたい高齢者のマッチングなら聞こえはいいのですが、よろよろのおじいちゃんが、怒られながら交通警備や建設現場で働いている姿を見ると、生活が苦しくて仕方なく働いているように見えます。
そんな働き方ではあまりにも辛く、長く働き続けることは難しいです。
これからは、現役→セミリタイア→リタイアと3次元の働き方を目指すべきです。
現役期は給料で収入を得て、セミリタイア期では好きなことをしながら自由な働き方と投資で、リタイアしたら投資と年金で暮らす。
これが長い労働期間を乗り越える理想的な働き方だと思います。
老後問題は、出来る限り長く働いて老後を短くすることで解決しますが、現役期と同様に会社に縛られた働き方では、疲弊してしまいます。
セミリタイア期は、好きなこと、得意なことをしながら収入を得て、足りない分を投資で補う生活です。
セミリタイアの働き方が楽しければ、働くことは苦しいことではなくなり、高齢者となっても働き続けることができます。
現役時代からセミリタイアの準備を
セミリタイアを安定して過ごすには、一定の資産とお金の知識が必要です。
また好きなこと、得意なことで収入を得るスキルも重要になります。
三次元の働き方を意識して、現役期にいかに準備ができるか。
早い時期的からセミリタイアの準備ができれば、定年まで現役期を続ける必要はありません。
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