経済の仕組み①

投資

伝説の投資家レイ.ダリオ氏の「30分でわかる経済の仕組み」という動画をみました。とても分かりやすく経済の仕組みを教えてくれています。概略を記録しておこうと思います。

経済を動かす3つの要素

経済の仕組みは簡単で、取り引きと簡単な構成要素から成り立っています。その構成要素とは

①生産性の成長

②債務の短期的周期

③債務の長期的周期

この3つの要素を個別に考え、またそれを積み重ねたモデルケースを考えると経済の動向と現在の状況を理解できるといいます。

経済は取引と市場の積み重ね

経済の要素の一つである取引は簡単で、何かを買うと取引が発生します。取引では買い手がお金とクレジットを提供し、それと引き換えに売り手が物品、サービス、資産などを提供します。

取引を理解できたら経済の仕組みが理解できます。経済市場は買い手と売り手が取引をすることで構成されます。例えば小麦市場、自動車市場、株式市場、そしてその他の市場もです。経済はすべての取引とすべての市場の積み重ねなのです。

一番理解されていない経済の要素は「クレジット」

クレジットを考えてみましょう。クレジットは経済の重要な要素ですが、一番理解されていない要素でもあります。

買い手と売り手が市場で取引をするのと同様に、貸し手と借り手も取引をします。

貸し手は手持ち金をふやそうとし、借り手は手持ち金以上のものを、例えば家とか車を買いたいし、ビジネスを始めたり投資をしたいのです。クレジットは貸し手と借り手を助けることができます。借り手は借用額、すなわち元金に利子を加えて返済することを約束します。借り手が返済を約束し、貸し手がそれを信じるとクレジットが発生します。

あなたの支出は誰かの収入

では、クレジットはなぜ重要なのでしょうか。借り手がクレジットを得ると支出額をふやせます。支出が経済を押し上げるのです。ある人の支出はほかの人の収入となるからです。

収入がふえると、もっと借りることができ支出をふやせます。ある人の支出はほかの人の収入となりますから、もっと借りることができるようになるというわけです。この好循環が経済の成長につながります。これで経済の波ができます。

ここまでを要約すると

経済は取引と市場の積み重ねである。そしてクレジットを使うと、生産性以上の取引ができるようになる。自分の支出は誰かの収入なのだから、生産性以上にクレジットの分だけ経済は大きくなるということでしょうか。

続きます。

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