投資関連の書籍を備忘録として、概略を残します。
チャールズ・エリスの敗者のゲームです。
運用は「敗者のゲーム」
この本は個人投資家が「負けない」シンプルな方法を、この本の中で説いています。
プロが95%を占め、しのぎを削っている株式市場において、アマチュアが勝てるわけがないといいます。
それをテニスのゲームに見立て「プロは得点を勝ち取るのに対して、アマはミスによって得点を失う」
僕も下手くそなテニスをしますが、自分のショットを正確にコントロールできるプロは自分のショットで得点を重ねますが、下手なテニスは相手のミスで得点することが、圧倒的に多いです。
そんな敗者のゲームで生き抜くには、「負けない戦略を選ぶべき」で、生半可な知識で個別の銘柄を選ぼうとせずに、指数連動のインデックスファンドを選ぶべきだといいます。
個人投資家のための十戒
① 貯蓄すること。そして貯蓄したものを将来のために投資すること
② 相場の先行きに賭けてはいけない。プロ相手には勝てない
③ 税務上有利という理由で動いてはいけない。手数料を増やすだけ
④ 自分の住宅を資産と考えてはいけない
⑤ 商品取引は投機に過ぎない
⑥ 証券会社の担当者は貴方を儲けさせるのではなく、貴方から儲けることが仕事である
⑦ 債券に投資してはいけない。長期投資の真のリスクであるインフレに弱い
⑧ 新金融商品に投資してはならない。売るために設計されたものである
⑨ 長期投資目的、投資方針、資産計画を文書にして、毎年それを見直すこと
⑩ 直感を信じてはいけない。上手くいっているときは、大火傷が待っていると思え、落ち込んでいるときは、夜明けが一番暗いと思って、何もしないこと
まとめ
経済を動かす三要素のひとつは、生産性の成長であり、ここに賭けるのがインデックス投資だと思います。
インデックス投資で勝つには、長期的な視点で、債務が引き起こす上下の波に惑わされることなく、生産性の成長を信じて続ける事が大切だと思います。
その大きな波に耐え続けるためには、しっかりした運用方針が必要で、ブレない思想を持たなければいけません。
コメント